- DATA
- 石川県出身。大学院薬学研究科修了。2021年の入社以来、医薬品の有効成分である原薬の製造法開発と技術移管に従事。
現在「医薬事業部 医薬品研究所 感染制御研究部」勤務。
独自の強みを持つニプロの
将来性、安定感が決め手に。
大学受験のときから、薬剤師になるより研究開発職に就きたいと思っていました。薬学出身の研究開発というと、新薬メーカーかジェネリック医薬品メーカー、または化学メーカーに進む選択肢があります。私の場合は、研究の成果が比較的短いサイクルで患者さんに届きやすいという点でジェネリック医薬品メーカーを志望。新薬だと人生のうちに一度成功できるかどうかですが、ジェネリックなら確実に世に送り出せると考えました。
なかでもニプロを選んだのは、「医療機器」「医薬品」「ファーマパッケージング」「再生医療」という4つの事業を展開している独自の強みを持っているから。医療機器のみ、ジェネリック医薬品のみをやっているメーカーはあっても、これだけ幅広く手がけている会社はなかなかありません。しかも、それぞれの事業を融合させることで新しい価値を生み出しているのも面白いと感じました。

小さな成功と失敗…
試行錯誤の日々。
現在、私が担当している仕事は「医薬品の有効成分である原薬の製造法開発」と、それを工場へ橋渡しする「技術移管」です。一般的なジェネリック医薬品の研究開発では、原薬を他社から購入し、様々な添加剤を合わせて作っていきます。しかし原薬の約4割を海外に依存していることから、近年原薬を安定調達するために国内生産に取り組んでおり、ニプロでも新しい挑戦を始めました。ジェネリック医薬品は原薬と添加物を混ぜ合わせる作業ですが、原薬は化学変換で作っていくため、プロセスが全く異なります。
特に難しさを感じるのは、実験室で成功した製造法を工場へスケールアップしていく工程。試験管やフラスコでうまくいっても、工場で製造すると思った通りに反応が進まないことも多々あります。試作も何回か行っていますが、1回目と2回目は大失敗。途中で断念せざるを得なくなり、悔しい思いをしました。3回目でようやく手応えを感じられたときは本当に嬉しかったです。

前例のない挑戦を
チームでカタチにしていく。
また、品質とコストのバランスも大切なところ。例えば原料が100あったとして、それを製造化していく過程でどうしても減少しますが、80になるのと半分の50になるのでは経済性が違います。高い品質を保ちながら、最終的な製造量をどれだけ確保できるかが重要なポイントになります。そもそも原薬の製造法開発は当社も始めたばかりなので、まだこれといったノウハウがありません。新しいことに挑戦できるのは難しくもやりがいを感じています。
学生時代の研究は一人で一つのテーマを担当していましたが、今はチームで取り組んでいます。他の研究者と相談したり、協力しあったりできる環境で、一人でやる研究とはまた違った面白さがありますね。研究者の専門的なバックグラウンドも様々ですから、分野をまたいで知識や技術を交換できるのも当社の魅力ではないでしょうか。

原薬の安定供給に向けて
一歩一歩、前進中。
将来的には、基礎的な研究から製造のスケールアップ、申請業務まで、一貫してできる研究者になるのが目標です。当社の場合、原薬ができればさらにその先のジェネリック医薬品製造につながるので、トータルに関わるチャンスがあります。
そこまで到達するには結局、新薬の開発と同程度の年月が必要になるかもしれません。でもいつかは必ず実現するというのがわかっている分、安心して前へ進めますね。そして“ニプロしか出来ない高品質の原薬を安定供給できる”という未来を創っていきたいと考えています。

私のオフタイム
ゴルフを楽しむことが多いですね。クルマの運転が好きで、ドライブにもよく出かけます。ニプロの研究所のある草津市は地理的にとても便利なので他府県から来ても住み心地が良いです。
Schedule私の一日
- 7:30
- 起床
- 8:30
- 家出発
- 9:00
- 仕事開始
・メールチェック
・各部署との打ち合わせ
・実験の準備 - 12:00
- 昼休憩
- 12:45
- 仕事再開
・実験
・評価や分析 - 17:45
- 仕事終了、必要があれば残業することも
- 18:30
- 帰宅
- 19:30
- 夕飯、風呂
- 21:00
- 趣味やリラックスタイム
- 23:00
- 就寝













