サステナビリティ環境保全への取り組み
廃棄物の環境に及ぼす影響を最小化

製造過程で生じる産業廃棄物を焼却炉で燃やす際に発生する熱を発電や温水などに再利用するほか、産業廃棄物の減量化を図っています。
社内書類の電子化や会議資料の廃止等、ペーパーレス化を推進し、紙類の廃棄物を削減しています。
天然資源の効率的な利用を推進

地球環境負荷を低減するため、省エネルギーの一環として、工場において太陽光発電の導入を促進しています。
ニプロタイランドにおいて、2018年より太陽光発電システムを導入し、発電した電力を医療機器製造に利用しています。
近藤工場において、使用する電力のすべてを再生可能エネルギー由来の電力に切り替えました。
地域とともに取り組む環境保全活動

水質汚濁防止・水資源保全を推進

化学物質や油の漏洩に備え防液(油)堤の設置や、万が一漏洩した場合の場外への拡散防止のための排水路をシャットアウトする機能を設置しています。
製造工程で利用した水の一部を回収し再利用する等の水資源の保全に努めています。
ニプロ医工株式会社(日本)の近藤工場では2016年度より太陽光パネルによる自家発電を実施し、2021年4月以降は使用する電力のすべてを再生可能エネルギー由来の電力に切り替えました。
再生可能エネルギー100%由来の電力への切り替えはニプログループの事業所・生産拠点として初となります。
- GHG排出削減効果:4,068t-CO2を削減(2022年3月期実績)
近藤工場
滋賀県湖南地域に拠点を置く企業が中心に集まり、狼川の水質およびいきものの調査を行う「湖南企業いきもの応援団」に参加し、地域の環境保全活動を行っています。異業種・他企業との交流に加えて、地元の子どもたちも集まり、地域コミュニティの活性化に努めています。今後も、ニプロ創業の地であるびわこの環境保全に貢献して参ります。




ニプロファーマ株式会社(日本)の大館工場では、化石燃料の代わりに、間伐材チップを燃焼することでタービンを回し発電する「バイオマスボイラー」を2011年度より稼働させています。
バイオマスボイラーで製造した蒸気は、工場に24時間供給されており、その8割程度が工場内の空調用に使用(湿度調整のために冷却した空気を加熱するために蒸気を利用)されているほか、製品の滅菌や製造工程で使用する水の製造等にも利用されており、GHG排出量の削減につながります。本取り組みは未利用間伐材を活用した木質バイオマス加工流通事業を整備する大館市と、ニプロファーマの官民一体の事業であり、事業への参画によって持続可能な地域社会づくりの貢献に努めています。
- GHG排出削減効果:8,324t-CO2を削減(2022年3月期実績よりLNG換算)
大館工場のバイオマスボイラー