- DATA
- 福井県出身。大学院薬学研究科修了。2018年の入社以来、医薬品研究所で錠剤を中心とした研究開発業務に従事。
現在「医薬事業部 医薬品研究所 第二研究部 第一研究室」勤務
2030年までに売上高1兆円を目指すという、
会社の向上心に惹かれて。
大学、大学院を通じ、私はずっと薬学を学んできました。就職活動は当然、医薬品関連に絞っていたのですが、いつの間にか二つのことを考えるようになっていました。
一つは、先発品メーカーにするかジェネリックメーカーにするかという問題です。それぞれに魅力があり悩みましたが、自分は社会にどう貢献したのかを見つめ直した時、手に入りやすい価格のジェネリックへと気持ちが傾いていきました。
もう一つは、そもそも医薬品メーカーなのかという点です。当然のことながら医療は、医薬品のみで成立しているわけではありません。たとえ医薬品の研究開発を行うにしても、多角的な視点や見識が必要なのではないか…そう考えるようになったのです。
ニプロにはジェネリック医薬品の研究開発部門があると知って興味を持つと共に、医療機器などをはじめ総合的に事業展開をしていること、さらには2030年までに売上高1兆円を目指すという向上心などにも惹かれました。会社説明会の時に人事担当の方が積極的に声をかけてくださったことも、志望を決めた大きな要因です。
このようなことを文字通り総合的に考え、私はニプロ入社へと至りました。
薬の成分、効果効能を変えずに、
品質を上げることへの挑戦。
私は錠剤の「処方設計」という業務を行っています。錠剤は、有効成分の原薬のみでできているわけではありません。「いかに飲みやすくするか」といった工夫をはじめ、添加物なども入れて開発されているのですが「錠剤の設計」の部分を一から考えるのが私の仕事です。たとえば大きな錠剤を小さくするだけでも、ご高齢の方にとっては飲みやすくなりますよね。そういった点を含め、ジェネリックという後発品ならではの付加価値を持たせることを考え、改良を重ねています。
また研究開発だけでなく、実生産に向け工場に技術移管する業務や、市場への投入(上市)に向け国の審査機関への申請書類を作成する作業、自社の企画や知財の部署との連携など、上市までの一連の流れのほぼ全てに関わっています。そういった意味では、業務の幅は極めて広いと言っていいかもしれません。
自分の手で作り上げているという実感と、
錠剤にかける夢。
ニプロの特徴の一つに、自分が担当する開発品目について主体的に提案、実行していける点があります。これにより「自分の手で錠剤を作り上げている」という実感を持つことができます。また実際に上市された品目については、営業部門を通じて薬局からの評価がフィードバックされます。高評価を得られるともちろん嬉しいですし、大きなやり甲斐にもなっています。
私の今の夢は、まだ世に無い全く新しい製剤技術を発見することです。それが最終的に患者さんに喜んでもらえるものになってくれれば…、それ以上の幸せはありません。
上司とも一対一で、
対等にディスカッションできる社風。
ニプロでは「まず、担当者の意見はどうなのか」が重視されています。それがあった上で、上司から何らかのアドバイスをもらい、方向性が示されていくのです。
私の場合も自分に与えられたテーマに関し、課長クラスの方と一対一でディスカッションするケースが少なくありません。部長クラスの方とディスカッションすることもあります。いい意味で上下関係を意識せず、仕事に対し意欲的にチャレンジしていきたい人には、ニプロは素晴らしい会社だと思います。
私のオフタイム
職場の同僚とバーベキューを楽しんだり、スノボなどのシーズンスポーツに行ったりしています。また学生時代にフィリピンに1ヶ月ほど留学した経験があり、英語力も多少残っているはずですので、コロナが落ち着いたら海外旅行にも行ってみたいですね。
Schedule私の一日
- 7:30
- 起床、通勤
- 8:50
- 会社到着
- 9:00
- 始業
・メールチェックや前日の実験結果解析
・報告書の作成
・実験準備 - 12:00
- 昼休み
- 12:45
- 休憩終了
・実験(錠剤試作、評価など)
・部署のミーティング - 17:45
- 終業
- 19:00
- 帰宅
- 24:00
- 就寝