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Vol.59

10月頃から患者数が急増「気管支ぜんそく」に注意!

秋は気温の寒暖差が大きく、体調を崩す方も多いのではないでしょうか。特に気をつけたい病気は 「気管支ぜんそく」 で、毎年10月頃から患者数が急増するといわれています。そこで今回は気管支ぜんそくに注目し、予防法などを紹介していきます。

原因の多くは 「アレルギー」 にあり 
最近はストレスや過労での発症も

気管支ぜんそくとは気管支に炎症が起こることによって空気の通る道が狭くなり、呼吸をすることがつらくなる慢性的な病気のことをいいます。「ゼーゼー」 「ヒューヒュー」 といった呼吸音 (喘鳴) が聞こえるのが特徴。
その原因は、アレルギーが最も多く、アレルギーを引き起こす原因物質であるアレルゲンに触れることによって症状が出ます。
気管支ぜんそくを引き起こすアレルゲンとしては、ホコリやダニ、花粉などが挙げられます。
また、アレルギー以外の原因も多く、住居や気候などの環境によっても症状が出ることがあり、最近では、ストレスや過労が原因となって気管支ぜんそくを発症する人も多くなっています。

秋は 『気候の変化』 が引き金 
寒暖差、空気の乾燥等に注意

気管支ぜんそくは、10月頃から患者数が急激に増加するといわれており、その原因は、特に 「気温の寒暖差」 「空気の乾燥」 「移動性高気圧」 などにあるとされています。
このうち、気温の寒暖差については、その差が大きくなることが問題。秋のこの時期は朝夕の気温が日中に比べて急激に下がるため、気管支が収縮して空気の通る道が狭くなってしまい、症状が出やすくなるのです。加えて、気管支ぜんそくは1日のうち、朝方の午前4~5時頃に症状が出やすいともいわれていますが、これも同じような理由。この時間帯は体温が最も下がり、血管の収縮とともに気管支も収縮してしまうのです。
また、秋のこの時期、日本列島は移動性高気圧に覆われることが多いですが、空の上の気温が地面よりも高くなる 「気温の逆転現象」 が起こりやすくなります。そうなると、気管支ぜんそくの原因となる空気中のホコリが地面の方に集まるため、症状が出やすくなるのです。加えて、空気の乾燥もホコリが舞いやすくなる要因です。

予防法あれこれ 
ポイントは「無理をせずに継続」

気管支ぜんそくは、普段の生活から上手にコントロールしていくことが大切で、ほんの少しのことを心がけるだけで、症状の悪化、症状が出ることを極力防ぐことが可能。ポイントは 「無理をせずに継続」 です。

1. 掃除をまめにする
症状を起こす原因となるホコリやダニを吸い込まないよう、掃除はまめにしましょう。また、掃除機を使う場合、ホコリを舞い散らせることもあるので、マスクをかけるとよいです。もちろん、換気もこまめに行いましょう
2. 体を鍛える
水泳やウォーキングなどの大きく体を動かすようなものから、ラジオ体操や乾布摩擦といった小さく体を動かすようなものまで、いろいろな方法がありますが、症状には強弱があるため、体に過度の負担をかけない自分なりの方法を『継続して』行うことが大切
3. 禁煙
気管支ぜんそくの患者にとって喫煙は、症状を悪化させるだけで百害あって一利なし。一刻も早く禁煙しなくてはなりません
4. コーヒー、アルコールを控える
気管支ぜんそくは、コーヒーやアルコールの成分によっても症状が出ることがあります。特にアルコールによって症状を訴える人は少なくないので、たしなむ程度に控えましょう

※せき込みが続く場合は、横になっているよりも上体を起こして壁にもたれると体がラクになります。また肩甲骨を中心に背中をさすってあげることもよいでしょう。

Vol.59

情報提供:(株)家庭薬新聞社TEL076-442-3815(代)

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