すこやかネット

すこやかネット一覧ページへ戻る

Vol.58

意外と知られていない「紫外線と目の病気」

夏に増加する病気としては熱中症などがあり、ニュース等で多く取り上げられていますが、その一方で意外と知られていないのが、紫外線を原因とする目の病気。1年のうちでも紫外線の量が多くなるこの時期は、目の健康を守ることも大切です。そこで今回のすこやかネットは、紫外線を原因とする目の病気を3つ取り上げるとともに、効果的な紫外線対策を紹介します。

紫外線を原因とする目の病気は白内障、翼状片、黄斑変性症など

目の構造

紫外線を原因とする目の病気としては、白内障、翼状片、黄斑変性症などが挙げられます。
このうち、白内障と黄斑変性症に関しては、「加齢が最たる原因として発症する」目の病気として非常に有名。しかし、これらの病気は根本的な原因が解明されておらず、加齢とは別に「紫外線を浴びること」も数ある原因の1つに考えられているのです。
つぎに、これら3つの目の病気を簡単に紹介します。

◎白内障
白内障とは、上の図(目の構造)のうち、カメラでいうレンズの役割を果たす「水晶体」が濁ってしまう病気のこと。
その症状は、濁った水晶体で光が散乱してしまうため、▽モノがかすんで見える▽モノが二重に見える▽明るい場所に出ると眩しくて見づらい―などがあり、進行すれば視力が低下し、眼鏡をかけても矯正できなくなってしまいます。
◎翼状片
翼状片とは、結膜(白目の部分)が異常に増殖して角膜(黒目の部分)に覆い被さってくる病気のこと。覆い被さる形が鳥の翼のように見えることからこの名がつきました。
その症状は、結膜が覆い被さってくるため、▽角膜が引っ張られて乱視が出現する▽充血しやすい▽目がゴロゴロする―などのほか、角膜の中央部まで覆い被さってくると視力が低下してきます。
◎黄斑変性症
黄斑変性症とは、簡単にいいますと、目の網膜の中にある「網膜黄斑部」の機能が低下して起こる病気のこと。
その症状は、▽視界が歪む▽視界の中心部が見えづらくなる▽注意して見ようとしても見たいものが見えづらくなる―などが挙げられ、やはり他と同様、進行すると視力が低下してきます。

目の健康を守るための紫外線対策

◎サングラスの着用

目の健康を守るための紫外線対策として1つ目に挙げるのは、サングラスの着用。選ぶポイントとしては、

  1. UV-Aがカットできる紫外線透過率の低いもの
  2. レンズが大きくて目の周りを覆い、目の側面にフィットするもの
  3. レンズは透明なものが望ましい

―などが挙げられます。このうち①に関して、UVとは紫外線の英語表記「UltraViolet」を略したもので、地上に降り注ぐ紫外線を波長の長さでUV-AとUV-Bに分けられています。特にUV-Aは目の中にまで入ってきて悪影響を及ぼすためにカットしなければならないのです。
さらに、紫外線透過率とは文字通り紫外線をどれだけ通すかを示したもので、その数字が低いほど紫外線をカットするということになります。「透過率0.1%以下」などと表示されているサングラスが望ましいです。 ②に関しては、紫外線は地面に反射して目に届くこともあるため、レンズが大きく、隙間をつくらないために目の側面もフィットするものが望ましいのです。
③は意外かもしれませんが、あまりにも濃い色のレンズを使うと瞳孔が開いてしまい、通常よりも多くの紫外線を浴びることになってしまう可能性があるからです。


◎帽子の着用・日傘の使用

対策の2つ目は帽子の着用並びに日傘の使用です。特に紫外線対策として有用とされているのは、

  1. 帽子はつばが7㎝以上あり、形は正面と側面もカバーできる「ハットタイプ」が望ましい
  2. 帽子も日傘も、生地が厚く、色の濃いものがよい

ここで紹介した、サングラス、帽子、日傘を一度に使用すると、目に入ってくる紫外線の量は10分の1程度に抑えられるといいます。

Vol.58

情報提供:(株)家庭薬新聞社

※すこやかネットの内容に関するご質問・お問い合わせ:(株)家庭薬新聞社 TEL076-442-3815(代)
Copyright(C) HOME MEDICINE NEWS PAPER. All Rights Reserved.

すこやかネット一覧ページへ戻る

このページのトップへ