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Vol.51

シワ・シミなど肌の悩みを抱える方に
光老化と紫外線対策

日差しがギラギラと降り注ぐ夏の時期、お肌のトラブル防止に日傘を差したり、日焼け止めを使用したりと紫外線対策を行っていることと思います。しかし、紫外線は年中降り注いでいるもの。しかも近年、肌のシワやシミの原因が長年にわたり紫外線を浴びることによって起こる、「光老化」であることが分かってきました。そこで今回は、光老化と紫外線対策を紹介します。

紫外線を浴び続けて起こる光老化 首・肩・手の肌トラブルの80%

光老化とは、加齢による「自然老化」とは全く違うもので、紫外線を長年浴び続けることによって引き起こされるもの。首や肩、手など直接浴びやすい部分の肌トラブルのうち、約80%は紫外線が原因といわれています。
光老化の症状は、長年にわたり紫外線を浴び続け、そのダメージの蓄積によって現われるのですが、すでに乳幼児から蓄積は始まっており、10年以上、数十年もかけてじわじわと症状が出てくるのです。だいたい、10歳代から皮膚内部で進行が始まり、20歳代で症状が出始め、30歳代になるとほとんどの人に現われます。

光老化の原因は波長の長いUV-A 曇りの日でも紫外線対策が必要

紫外線は波長の長さによって「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3種類に分けられるのですが、このうち、地上まで届いて肌に悪影響を与えるのは「UV-A」と「UV-B」の2つ。 このうち、UV-Aこそが光老化の原因となるもの。UV-Bよりも波長の長いUV-Aは肌の奥まで到達し、じわじわと肌にさまざまな影響を与えます。
しかも、雲や窓ガラスも通り抜けるという性質をもっているので、曇りの日であったり日当たりのよい家の中であったりしても紫外線対策が必要。なお、UV-AはUV-Bに比べ20倍もの量が地上に降り注いでいます。

UV-Bはシミや皮膚がんの原因に

日光浴をしたあとは肌が真っ赤になったり、水ぶくれができたりしますが、このように肌の表皮にあるメラニン細胞を活性化させ、日焼けをさせる作用を持つのがUV-Bです。
UV-Aと違い、波長が短く、晴れた日以外、地上に届くことはあまりないのですが、エネルギーが強くて皮膚の表皮細胞を傷つけるため、シミや皮膚がんの原因となる決して侮ってはいけない存在。ただし、直射日光に当たらなければ、ある程度は防ぐことができます。

体の外と内から紫外線対策

ビタミンA・Cを積極的に摂取

ビタミンAは、紫外線と活性酸素によってダメージを受けた皮膚細胞の再生を促し、ビタミンCは、活性酸素を除去する抗酸化物質として有名な栄養成分。さらに、いずれもメラニンの生成を抑制したり、コラーゲンの生成を促進したりする、肌には非常に好ましい成分でもあります。紫外線を完全に遮断することは不可能なので、これらの栄養成分を積極的に摂ることを心がけましょう。

日傘・長袖・帽子着用で軽減

紫外線を完全に遮断することは不可能ですが、浴びる量を減らすことは充分に可能。日傘を差し、長袖や帽子などを着用することをおすすめします。ただし、熱中症などにならないためにも、長袖や帽子は通気性がよく、白地のものが最適。

日焼け止めの効果的な使い方

紫外線対策に欠かせない日焼け止め剤。そこで、パッケージ等に記されている「PA」と「SPF」について説明します。
PA」とは、UV-Aの防止効果を示す値。表示方法としては、PAのとなりに「+」がつきます。PAは「効果がある」、PA++は「かなり効果がある」、PA+++は「非常に効果がある」と分けられ、日常生活ならばPA++、海や山など紫外線量が多いところはPA+++がおすすめ。

一方、「SPF」とはUV-Bの防止効果を示す値。表示方法としては、SPFのとなりに「数字」がつきます。SPF20ならば400分(6時間40分)、SPF30ならば600分(10時間)、防止効果が持続するという目安になります。
日本人の肌は何も紫外線対策を行わないでいると20分で赤くなるとされており、SPFのとなりにつく数字はこの基準となる20分に掛け算した分の防止時間があることを示しています。

ただし、日焼け止め剤を一度塗ったからといって、それだけで大丈夫というわけではないのです。たとえば「汗をかいて流れてしまう」「服などが擦れて取れてしまう」―。このような場合が考えられるため、

  • こまめに塗り直すこと
  • ムラなく塗ること

この2点が特に重要。さらに、いくつかの日焼け止め剤を試してみて、自分の肌に合ったものを見つけることも大事です。


Vol.51

情報提供:(株)家庭薬新聞社

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