医師である両親も、
内定を喜んでくれたニプロ。

“好きな道に進んでいいよ”私は幼い頃から、両親にそんなふうに言われて育ってきました。でも医師である両親の姿を見つめているうちに「いつかは医療関係の仕事に…」という夢が、どんどん膨らんでいったように思います。 異なるのは、私が研究職を目指した点でしょうか。患者さんに対し診察や治療を行う医師ではなく、医療そのものを根本から支える研究者でありたい。高校生くらいの頃からその思いが明確になり、大学・大学院へと進んでいったのです。

就職活動の時期となり、医療従事者を支える医療機器や医薬品等を数多く扱っているニプロに興味を持ちました。その時ふと「医師である両親は、ニプロに対しどんな印象を持っているのだろう」と思い、尋ねてみました。「今日ニプロのMRが病院に来たよ」といった話を、以前から聞いていたからです。

両親は言いました。「ニプロのMRは、すごく対応が良かった。実際にニプロの製品も使っているが、質も高い。いい会社だと思うよ」
“医師からのお墨付き”をもらった私は「ここなら胸を張って働ける」と思い入社を決めました。ニプロ内定を両親がとても喜んでくれたことは、言うまでもありません。

分単位で行う様々な試験が、
医療の現場につながっている。

私は品質管理の部署に所属し、体外診断薬の試験を担当しています。試験というのは、その検査薬がきちんと機能しているかどうかを調べることであり、体外診断薬とは人が実際に体内に取り入れる薬ではなく、体外でその人自身の検体（血液や血清、尿、唾液など）を用いて測定するキットのことです。身近なところでは、新型コロナウイルスの抗原検査キットなども体外診断薬です。何よりも、しっかりとした検査結果が求められることになります。

大変なのは、試験の種類が多く業務内容も多岐に渡っているにもかかわらず、分単位で様々な仕事をこなしていかなければならない点です。一つ一つ内容も異なるため、頭の中を瞬時に切り替えていかなければなりません。細かくスケジューリングされている中で、予期せぬ再検査などが発生することもあります。どんな状況下でも動じず落ち着いてチェックしていくことが求められるのです。時間とプレッシャーとの戦いです。
けれど、自分が試験を担当し合格となった製品が実際に医療の現場で使用されることになるわけですし、大変なのは当たり前です。日々、責任の大きさを感じるとともに、自分の行っていることの重要性にやり甲斐も感じています。

早く、人に指導できる自分へと
成長したい。

私はまだ入社2年目で経験や知識も浅く、試験も一部しか担当できていません。しかし、若いということに甘えてはならないのではないかとも考え始めています。
私が勤務する大館工場は社員の年齢層が低く、品質管理の部署にも若い社員がたくさんいます。まだ30歳前後なのに、製品や試験全体を把握し、現場を牽引している先輩もいます。年齢を言い訳にせず私も人に指導できるくらい、どんどんスキルを高めていきたいと思っています。

国内はもちろん、世界も意識して
働くことができるニプロ。

自分が試験した製品は国内だけでなく、世界の医療現場で使われています。決して大袈裟ではなく、私は世界の医療従事者さまや患者さんのために仕事をしていると自覚しています。ニプロには海外拠点も数多くあるため、実際に海外勤務となるケースも少なくありません。ダイアライザをはじめ、世界的に高いシェアを誇る製品を扱っている点も、ニプロの特徴です。

ニプロは、世界をフィールドにして業務を行っている会社と言えます。その一員という誇りを忘れず、研鑽を続けていきたいと思います。