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多彩なパワーで美容と健康に貢献 ビタミンの代表格・ビタミンC

ビタミンの中で最も知名度が高く、その代表格として今も昔も注目を浴びている『ビタミンC』−。その多彩な働きは美容・健康の維持をはじめ、古くは壊血病の予防に、最近では免疫力増強、抗ストレス作用、抗酸化作用、抗ガン作用等があるとされ、また不足するとさまざまな弊害をもたらすものとして世界レベルで幅広い研究活動が今日もつづけられているのは周知の事実。そこでビタミンCの多彩な働きについてピックアップしました。

ビタミンCの主な生理活性

便秘に

日頃から頑固な便秘に悩んでいる人は多いです。便秘は古くから『万病の元』といわれていますから、早く解消したいものです。ビタミンCを大量に摂ると下痢をすることがありますが、これはビタミンCに下剤としての作用があるからです。腸の蠕動運動を高め、腸内物を柔らかくし、速やかに排泄する手助けをしてくれます。
体調に合わせて、自分でビタミンCの量を加減しながら、適量を決めて使用するとよいでしょう。また食物繊維等との併用も効果的です。

鉄の吸収を促進

ビタミンCには鉄の吸収を助け、ヘモグロビンの合成を促すことから貧血に効果があるとされています。貧血は血液の血球成分のうち、赤血球が大幅に減った状態を指します。
赤血球は全身の細胞に酸素を運ぶ働きをしていますが、これは赤血球内に詰まったヘモグロビンが酸素と結びつくことでこの働きが行われるのです。ヘモグロビンは鉄を材料として作られているヘムという赤い色素とグロビンというタンパク質でできていますから、体内に鉄が不足すると、赤血球内のヘモグロビンの量が減ります。「鉄欠乏性貧血」ではこのようにして赤血球が減り、同時にヘモグロビン量も減ってきます。
鉄欠乏性貧血の改善には鉄だけでなく、ビタミンCの摂取を心がけると効果的とされています。
ある研究ではビタミンCの不足したごはん食にビタミンCを60mg添加すると、鉄の吸収率が約4倍に高まることが明らかになっています。これはビタミンCが三価の鉄を二価に還元して、腸管からの吸収を促進するからです。

美しい肌をつくる

ビタミンCには皮膚を黒っぽくするメラニン色素の形成を抑えて、シミやソバカスができるのを防いだり、肌を白くします。またコラーゲンの生成を促すことで皮膚組織の代謝をよくして、丈夫でキメ細かな肌をつくります。肌を黒っぽくするメラニン色素は、紫外線の刺激を受けた色素細胞内でチロシンというアミノ酸から合成されます。この時、働くのがチロシナーゼという酵素ですが、ビタミンCはチロシナーゼの働きを阻害するため、メラニンの色素沈着を防ぐ効果が期待できるのです。

一口メモ ビタミンCは定期的に適量を

ビタミンCは人間の体内ではつくられない上、非常にデリケートで水、熱、光、酸素、タバコにも弱く壊れやすい存在です。加熱の調理はもちろんのこと、店先で日光に照らされたり、水に浸けて売られている野菜はビタミンCが減少しているのです。
ビタミンCは大量に取っても毒性は皆無とされています。しかしビタミンCは一気に大量に摂っても意味がありません。なぜなら、大量に摂っても体内ですべてが吸収されず、結局は体外へ排出されるためです。このため、なるべく時間をあけて摂取し、摂取したビタミンCの体内への吸収率を高めることも大切なことです。
普段の食事でビタミンCを摂取することは大切なことですが、肉食が中心でビタミンCが不足しがちな人は、意識的にビタミンC配合の栄養補助食品も摂りたいものです。

情報提供:(株)家庭薬新聞社

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