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Vol.55

他人に言えない心と体の悩み「更年期障害」

「更年期障害」は、卵巣機能が低下する50歳前後の女性に多く見られ、女性ホルモンの分泌のバランスが変わるために、心身のリズムに乱れが起こり、身体的・精神的にさまざまな変調をきたします。主な症状は顔面紅潮、手足の冷え、不眠、緊張感、憂うつ、倦怠感、関節痛、腰痛などですが、症状の程度や発生時期は個々によって異なります。このメカニズムをキチンと理解した上で、生活習慣や食生活を改善すれば、更年期障害の症状はかなり改善されるといわれています。

更年期障害の主な症状


頭痛やめまいがする

顔がほてる

顔や頭から汗をかく

手足や腰が冷えやすい

トイレが近くなる

イライラして
怒りっぽくなる

息切れや動悸がする

クヨクヨしたり、
憂うつになる

これらの症状のほかにも、加齢に伴う諸症状(皮膚の乾燥、物忘れなど)が加わり、その現れ方は同じではなく、それぞれ個人差があります。発汗や顔のほてりが強く出る人もいれば、気分が落ち込むなどの精神的な症状が強く現れる人もいます。また、1つの症状に特化して現れる人は少なく、2つ以上の症状を併せ持つ場合がほとんどです。

女性ホルモンの分泌量の変化

小児期:男女差なく成長していく頃(女性ホルモンは活躍していない時期)
思春期:7歳頃から女性ホルモンの分泌が始まる。10~12歳で初潮を迎える。
性成熟期:卵巣機能が最も活発な20~30歳代。妊娠・出産に関わる大切な時期。
更年期:卵巣機能が低下。女性ホルモンが急激に減少し、閉経を迎える。
老年期:卵巣機能は完全に停止。さまざまな更年期の不調も徐々に安定する。
女性ホルモン「エストロゲン」 思春期から分泌が始まり、更年期に入ると減少する。

人によって症状の出方が違うのは…更年期障害を起こす3つの要因

身体的要因
卵巣機能の低下による女性ホルモンの分泌低下が直接の原因です。一般に、普段からホルモンの分泌が不規則で、月経不順や自律神経失調気味の人ほど、更年期障害が出やすい傾向にあります。
心理的要因
その人の性格、中でもストレスに対する影響の受けやすさも重要なカギを握っています。更年期の受け止め方を見ても、恐怖感を抱いている人や閉経をマイナスイメージで捉えている人だと、ちょっとした症状に対しても、過剰に反応して悪化させてしまうこともあります。
環境的要因
家庭内環境の変化や人間関係など、さまざまな環境的要因がストレスとなり、症状を重くすることがあります。

一口メモ 増える若年性更年期障害

最近、更年期症状とよく似た症状を訴える若い女性が増えています。これを若年性更年期障害といいます。ストレスなどによって自律神経のバランスが乱れ、一時的に女性ホルモンの分泌が減少することによって起こります。放置しておくと、骨が脆くなる骨粗しょう症などの病気を発症する危険性があります。

Vol.55

情報提供:(株)家庭薬新聞社

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