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2021年10月号

40歳を過ぎれば目の健康にも気を配ろう。白内障、緑内障、加齢黄斑変性 - 加齢で増える目の病気

毎年10月10日は「目の愛護デー」です。1931年に中央盲人福祉協会の提唱で失明予防運動としてはじまり、当初は異なる名称・日付だったものの、終戦後に現在のようになりました。そして今、高齢社会の進展に伴い、加齢によって起こる目の病気が増加傾向にあります。社会人の多くは全身をまんべんなく調べる健康診断を毎年受けていることと思いますが、目の病気の有無を調べる「目の検査」を定期的に行っている割合は非常に少ないのではないでしょうか。老眼がはじまる40歳代からは目の病気が発症しやすくなる年代ともなるので、1年に1回は眼科を受診して目の健康をチェックしたいところ。今回のすこやかネットは加齢によって起こる割合の高い目の病気として「白内障」「緑内障」「加齢黄斑変性」を取り上げました。

白内障

白内障は眼球内でカメラのレンズのように光を集めてピントを合わせる役割を果たす水晶体が加齢に伴って白く濁り視力が低下する病気です。
視力の低下のほか、視界がかすんだり、まぶしく感じやすくなったり、暗いところと明るいところで見え方が変わったりするなどの症状が現われます。夜道で信号機を見た際、以前よりまぶしく感じた場合は、白内障を疑ってよいかもしれません。
また加齢以外にも糖尿病、高血圧、喫煙、紫外線なども原因となるので、これらの病気の予防、禁煙、抗酸化物質の意識的摂取、紫外線の回避などが予防策となります。治療方法が手術以外にはないので、予防策に努めることは非常に重要となります。

緑内障

緑内障は日本人において40歳以上の20人に1人がかかっていると言われているほか、失明原因の1位となっている目の病気。眼球内の圧力(眼圧)が高くなることにより、目から入ってきた情報を脳に伝える視神経に障害が起こって発症します。
視力の低下とともに、視野が徐々に欠けていく(狭くなっていく)ことがこの病気の特徴ですが、ほとんどの場合、進行が緩やかで両目でモノや景色を見るため、初期症状は自覚しないと言われています。
また緑内障は手術でも薬でも治す手段がなく、早期発見して早くから進行を遅らせる処置を講じる必要があります。白内障と同様、糖尿病、高血圧、喫煙などが発症の要因と考えられていることから、これらの病気の予防、禁煙に努めることが緑内障の予防策となります。


加齢黄斑変性

加齢黄斑変性とは、網膜中央部にあり、モノを見る時に重要な役割を果たしている黄斑という部分がダメージを受けて引き起こされる病気のことです。加齢に伴い網膜色素上皮という部分に老廃物が蓄積され、それによって直接的または間接的に黄斑がダメージを受けるとされています。
主な症状としては視力低下をはじめ、モノがゆがんで見えたり、視野の中心部分が見えづらくなりかすんだりしますが、これらは初期症状で、進行すると視野の中心部分が真っ暗になり見えなくなってしまいます。
白内障や緑内障と同様、喫煙が大きな原因となっているほか、ビタミン類やミネラル類のバランスよい摂取が発症率を下げると言われているので、魚介類、緑黄色野菜の摂取を日頃から心がけましょう。

発症したら完治困難な目の病気。
1年に1回は目の検査を受けましょう

2021年10月号

情報提供:(株)家庭薬新聞社TEL076-442-3815(代)

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