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Vol.39

身近に潜む危険に注意 油断大敵『食中毒』

食中毒とは、食中毒の原因となる「細菌」や「ウイルス」が付着した食品や、「有毒・有害な物質」が含まれた食品を「食べる」ことによって、腹痛・下痢などの「健康被害が起こる」ことです。日本は衛生環境が著しく改善されたものの、高温多湿の風土に加え、刺身などの生ものを好む国民性などから、食中毒事件は後を絶ちません。中でも梅雨の時期は、雨が降ったり気温が高くなったりして、菌やカビが繁殖しやすい「温度と湿度」の好条件を満たす時期ですが、最近は食品流通の広域化、気密性の高い高性能住宅の出現などにより、食中毒は一年中、起こるようになったといっても過言ではないでしょう。食中毒に感染してからでは“後の祭り”です。万全の予防を心がけましょう。

家庭でできる食中毒予防

食中毒を防ぐ3原則は、細菌を「予防」「殺菌」「増やさない」。万が一「感染したかな」と思ったら、すぐ専門医に受診を!

1. 食材の注意
生野菜は流水による洗浄を徹底すること。また肉類や冷凍食品は充分に加熱すること。
2. 調理器具の管理
洗剤を用いてしっかり洗い、熱湯消毒で清潔に管理すること。
3. 調理人の衛生
手に触れた食材が変わるごとに手洗いを励行すること。
4. 調理後の食品の管理
かん詰やびん詰、さらに真空パックの中でも増殖する菌もあるので、調理した食品は速やかに食べること。

食中毒の症状が現われたら

万が一、食中毒の症状が現われた場合、まず家庭で注意すべきことは、水分補給。下痢や嘔吐、発熱が原因で脱水症状に陥りやすくなるためで、適当な塩分、糖分を含むものを飲むようにします。梅干しを入れた重湯やスポーツドリンクなどがよいでしょう。
また、嘔吐が見られる場合、嘔吐した物が気管に詰まって窒息したり、肺に入って肺炎を起こすこともあるので、横たわるなどして掃き出しやすい体位になることが必要。また疑わしい症状が見られたら、勝手な判断をせず、すぐに保健所に相談したり、内科や、子供の場合は小児科などの医療機関を受診しましょう。これは、ボツリヌス菌などのように呼吸障害を起こしたり、O-157のように人から人へ伝染するなど、早急な治療を要する場合もあるからです。

食中毒を起こす原因は、90%以上が細菌やウイルス

食中毒の原因は、毒キノコやフグの毒などによる自然毒食中毒と、メタノールなどによる化学物質食中毒、さらに、各種細菌およびそれらから放出される毒素による細菌性食中毒(ウイルスを含め感染性食中毒ともいう場合あり)の3種類に大別されます。しかし、自然毒食中毒と化学物質食中毒を合わせても食中毒の患者総数の1~2%にしか過ぎず、食中毒のほとんど全ては細菌性食中毒といっても過言ではありません。

食中毒を防ぐための食べ合わせ・食品

  • 刺身+シソの葉・ワサビ・大根の千切り=食中毒予防に加え、胃の働きを高め、消化を促進
  • 寿司+ガリ(甘酢ショウガ)=生魚の毒を消し、食中毒予防
  • カキ+レモン=細菌の繁殖を抑え、カキの鮮度を保つことで食中毒予防
  • 梅干し=強い抗菌性で食中毒を予防
  • シソ=優れた抗菌性と胃液分泌促進で食中毒予防

Vol.39

情報提供:(株)家庭薬新聞社

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