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Vol.36

寒さは大敵 冬の「循環器系障害」に注意

「循環器」とは、体液を決まった形で流動させるための器官、つまり循環器の体系を指すものです。具体的には、血液の通り道である血管と、血液を循環させる役割をする心臓などをまとめ、循環器系と呼びます。特に冬の寒さは循環器に障害を招く大きな要因であり、心疾患から死に至る人も多いので、注意が必要です。

心臓の働きと仕組み

1. 心房の収縮によって血液が心室に流れ込む
2. 弁が閉じて心室が収縮を開始する
3. 血液は心室から肺、全身へ送られる
4. 心室が拡張し、心房に血液が入ってくる

心臓は収縮と拡張を規則正しく行うことで、血液を全身に送り続けています。この血液によって全身の臓器は酸素や栄養分を受け取ることができます。心臓は規則正しく、休むことなく動き続けます。1回の収縮で約60mlの血液を送り出すとともに、1分間に60~80回、収縮します。通常、1分間に約5ℓ、1日で約7000ℓの血液を送り続け、1日に約10万回、1年では約4000万回、一生では約40億回、収縮と拡張をくり返しています。

体循環と肺循環(小循環)

1.心臓(左側)→体循環→2.全身→肺循環→3.心臓(右側)→肺循環→4.肺

心筋について

心筋は、固有心筋と特殊心筋に分けられます。固有心筋は血液の拍出を直接行い、特殊心筋は興奮の自動的発生と伝導を行います。心臓の筋肉は、次のように体の他の筋肉と違う特徴を持っています。

  • ●心臓の筋肉は刺激によって収縮したあと、多少休む期間を持つ
  • ●自動性がある(体の外に切り離しても、一定の条件下なら拍動を続けることができる)
  • ●不随意筋であり、自分の意志で調節できない
  • ●疲労しない

心筋に酸素や栄養を送る血管・冠動脈

心筋に血液を運ぶ「冠状動脈」
休むことなく働き続ける心臓は、他の筋肉の3倍も酸素を消費する大食い。そのため心臓の外側には心筋専用の血液補給ルート「冠状動脈」が張り巡らされています。冠状動脈は、左心室から伸びる大動脈の最初の分岐点。2本の太い動脈は枝分かれしながら冠のように心臓を取り囲み、酸素と栄養を届けます。

Vol.36

情報提供:(株)家庭薬新聞社

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