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Vol.30

食経験が豊富で根強い人気を誇る『肝心要』 の健康素材 「ウコン」の健康パワー

健康素材として広く利用されている「ウコン」は高温多湿を好み、南アジアを中心に、アジア、アフリカ、中南米の各大陸の熱帯から亜熱帯にかけて広く分布するショウガ科の多年草植物。その原産地は東インド地方と考えられており、3000年ほど前から既にその栽培が始まっていたようです。現在の日本におけるウコンの主な産地は沖縄ですが、その歴史は平安時代に中国から琉球へウコンが伝わった時にまで遡ります。江戸時代には幕府が創設した薬草園でも栽培され、その後、急速に庶民の生活にまで普及していきました。今日、ウコンは沖縄地方で食生活に溶け込んでおり、健康食品マーケットではサプリメントや健康飲料などとして広く愛用されています。

ウコンに期待される効用

お酒とウコン

アルコールを摂取すると、アセトアルデヒドという物質が生み出されますが、このアセトアルデヒドが、吐き気や頭痛など、二日酔い独特の症状を引き起こしているのです。そのため、肝臓が弱っていて胆汁の分泌が悪い時に、二日酔いや頭痛が起こるのです。ウコンに含まれる色素成分・クルクミンは、アセトアルデヒドの分解を促進するといわれています。

便秘とウコン

ウコンには食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は腸の働きを活性化させ、便秘解消に役立つとともに、腸内細菌の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす働きがあります。

コレステロールとウコン

ウコンには食物繊維や精油成分が多く含まれています。食物繊維にはコレステロールを吸着し、排出させる働きがありますが、これによってコレステロールの増加を抑えてくれます。またクルクモール、シネオールなどの精油成分は血管中のコレステロールを分解してくれる働きがあり、血液中のコレステロール増加を抑えてくれます。

糖尿病とウコン

これまでの研究からウコンの成分には肝機能を活性化し、ブドウ糖の代謝機能を盛んにする作用があることが知られています。またウコンには血液中のコレステロール量を低下させ、毛細血管に至るまでの血流を改善するとされています。これらの作用によって、インスリンの分泌が正常になったり、分泌されたインスリンが正しく機能して、血糖値を自然に低下させることができるのです。さらに糖尿病の合併症の直接的な原因ともいえる血行障害が改善されることによって、その発症や進展を予防・抑制するとされています。

ウコンへの過信は禁物

日頃からウコンを飲んでいるからといって、アルコールを飲みすぎるようでは、かえって肝機能障害を悪化させる恐れがあります。食生活はどうであれ、これさえ飲めば安心と思い込んで乱れた食事や生活習慣を改めようとしない人は要注意です。
ウコンを飲めば、いくらお酒を飲んでも平気だと思い込み、毎日浴びるほど飲み続ければ、やはり体調が悪くなることになります。

ご存知ですか?

■肝臓は体のコントロールセンター

肝臓は、人間が生きていくために大変に重要な働きをしています。内臓の中で一番大きな臓器で、男性で約1400g、女性で約1200gといわれています。肝臓は、「化学工場」にたとえられますが、食べ物をエネルギーとして蓄えたり、老廃物やアルコールなどの有害物質を無毒化させたり、排泄させたり、生命の維持に必要不可欠な役割を持つ臓器で「体のコントロールセンター」とも呼ばれています。元気な体を維持するためには、肝臓が元気であることが必須。 肝臓は人間が体を動かすのに必要なエネルギーを24時間、休まずつくり出します。『肝心』という言葉からもわかるように、体の中でとても大事な部分です。

■肝臓の主な働き

代謝・・・・・・・
消化器から吸収された栄養素を体が使いやすい形に変えて、体内の必要なところへ配給しています。糖質代謝、たんぱく代謝、核酸代謝、脂質代謝などがあります。
解毒・・・・・・・
体に不必要な物質や外から来た異物を解毒したり、分解しています。
胆汁生成・・・
栄養素の消化・吸収に必要な胆汁を生成しています。肝機能が低下し、胆汁の排泄が悪くなると、黄疸の症状が出ます。
循環調節・・・
肝臓は血の固まりともいわれ、全血液の1/3、1/2も蓄えることができるほどです。この能力が体内の血液循環を一定に保つ働きをしています。

肝臓は私たちの体を守る最大の臓器で、たいへん丈夫でありながら、「物言わぬ器官」といわれています。このため、多少、機能が低下してもあまり自覚症状がありません。最近、「体がだるい」「食欲がない」「やる気が出ない」「疲れやすい」、などと何らかの症状を感じた時には、肝臓がかなり弱っている、という可能性もあるとされています。

■肝臓が発する危険サイン


これらの症状が出る時は、すでに肝機能が低下し、場合によっては命を落としかねない肝炎などの疑いがあるといわれます。

Vol.30

情報提供:(株)家庭薬新聞社

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