すこやかネット

すこやかネット一覧ページへ戻る

Vol.26

アミノ酸を効果的に利用し より健やかに、より美しく

最近、「アミノ酸」が注目を集めていますが、これは体内でさまざまな、重要な働きを持っていることが、改めて見直されてきたためです。新聞や健康雑誌、テレビ・ラジオの健康番組で、よく「筋力アップ」、「持久力アップ」、「疲労回復力アップ」、「免疫力アップ」、「脂肪燃焼アップ」といった話題が取り上げられる機会が多いですが、これらの働きにアミノ酸が深く関係しています。最近では、アミノ酸の一種・フェニルアラニンが気分の落ち込みや記憶力に関係していることが明らかになるなど、体だけでなく、脳や精神状態にも働きかけることが、わかってきました。アミノ酸といえば中学や高校の生物の授業で登場するなど、比較的よく知られている存在ですが、実際はどのような働きをしているのか、あまり知られていません。そこで今回のすこやかネットでは、アミノ酸の働きを中心に特集しました。

体のあらゆる機能を支えるアミノ酸

これまでの研究から、アミノ酸には人間の体のさまざまな機能を支える役割があることがわかっています。主なものをつぎに取り上げました。

スタミナアップ効果

アミノ酸は体内でエネルギー源として利用されています。また運動で体を酷使することによって、筋肉、腱、靭帯、骨などに障害が起こることがあります。このようなスポーツ障害を予防する意味でもアミノ酸を配合した健康食品が注目されています。バリン、ロイシン、イソロイシンの3つの分枝鎖アミノ酸(BCAA)は、その一部が筋肉内に蓄えられて、激しい運動をした時のエネルギー源となります。さらにアルギニンは強靭な筋肉をつくるために必要な成長ホルモンの分泌を促します。

ダイエッ卜効果

ダイエットの基本の1つとして体脂肪の蓄積を防ぐことが挙げられていますが、そのためにも体脂肪をなるべく燃焼することが大切です。アミノ酸の中でも特にダイエットに役立つアルギニン、プロリン、リジン、アラニンの4つは気になる体脂肪をどんどん燃焼し、体にたまった余分な水分を体外に排出する働きがあります。体脂肪が燃焼することで、気分がイキイキするとしています。
体脂肪が燃焼する時に欠かせないのが、脂肪分解酵素のリパーゼですが、ダイエットに効果があるアミノ酸はリパーゼの働きを活性化させることで、体脂肪を分解する能力を高めてくれます。その結果、分解された体脂肪が効率よく燃やされるように促され、ダイエット効果が期待できるというわけです。

スキンケア効果

スキンケアに役立つとされるアスパラギン、チロシン、セリンの3つのアミノ酸は、自ら肌の材料となると同時に、細胞分裂に必要な酵素の材料になることで、新鮮な細胞づくりに役立ち、新陳代謝を促し、肌の老化を防いでくれます。アミノ酸の持つスキンケア効果としては肌の老化を防ぎ、くすみを取る、潤いを保ち肌荒れを防ぐ、シミ・ソバカスを防ぐ―などが挙げられます。

健脳効果

アミノ酸は体だけでなく、脳や精神状態にも影響を与えることが明らかになっています。健脳効果のあるアミノ酸はイソロイシン、チロシン、アルギニン、フェニルアラニン、グルタミン酸などです。
このうちチロシン、アルギニン、イソロイシン、グルタミン酸は興奮性の伝達物質になるので、頭が刺激的に働いて、短時間で大量の情報を記憶することが可能になります。また、フェニルアラニンは最近の研究から、不足すると気分が落ち込んだり、記憶力が低下することが報告されています。

免疫力アップ

人間の体を構成するアミノ酸は、その総合力によって免疫細胞の産生を高め、またその働きを強化することで、免疫力を高め、病気にかかりにくい体づくりに役立ちます。特にグルタミン、アルギニン、ヒスチジンの3つのアミノ酸は、崩れがちな免疫システムを正常に修復する働きがあります。バランスのとれたアミノ酸摂取を日頃から意識して心がけることは、病気を未然に防ぐだけでなく、病気の進行を食い止める効果もあります。

スタミナアップ効果のあるアミノ酸を多く含む食品
大豆、そら豆、鶏肉、豚肉、牛肉、卵黄、タイ、カツオ、シシャモ
スキンケア効果のあるアミノ酸を多く含む食品
落花生、ピスタチオ、マグロ、車エビ、牛や豚のレバー、牛乳
免疫力を高めるアミノ酸を多く含む食品
クルミ、ヒマワリの種、アズキ、シラス干し、カツオ節、干し湯葉、凍り豆腐
ダイエッ卜効果のあるアミノ酸を多く含む食品
小麦胚芽、干しのり、カシューナッツ、ごま、ブリ、フグ、油揚げ
健脳効果のあるアミノ酸を多く含む食品
小麦胚芽、粉末状大豆タンパク、えんどう豆、サケ、サバ、ヒラメ

アミノ酸の働きを高める各種ビタミン

アミノ酸が体内で効果的に働くためには、バランスのとれた栄養素の補給が必要ですが、その中でも特にビタミンB6、ビタミンC、ビタミンEが大切です。ビタミンB6やビタミンCは体内でアミノ酸が細胞をつくったり、酵素やホルモンの材料となって働くのを側面からサポートしてくれます。またビタミンEは末梢血管の循環を促すので、アミノ酸が体内のすみずみまで機能するのを助けます。

● ビタミンB6を多く含む食品・・・マグロ、サンマ、サケ、牛レバー、豚もも肉、バナナなど
● ビタミンCを多く含む食品・・・グァバ、いちご、ブロッコリー、パパイヤ、菜の花など
● ビタミンEを多く含む食品・・・イワシ、落花生、ほうれん草、カボチャ、アーモンドなど

不足するアミノ酸補給は健康食品利用も1つの方策

必須アミノ酸は毎日一定量を食べることが必要ですが、食事だけで充分に補うのは大変なことです。それは、毎日の必要量はアミノ酸の種類によって異なり、最も有効に利用されるためには、一定の比率(パターン)で食べ物から摂らなければならないためです。そのパターンから外れてくるほど、体の中でタンパク質をつくる材料になりにくく、ムダに体外に排出されることになります。そこでアミノ酸を健康食品で補給することも1つの方策です。食事からアミノ酸を摂る場合、肉や魚、卵などに含まれるタンパク質は胃やすい臓から分泌される消化酵素によって1つ1つの、あるいは数個のアミノ酸に分解されて、小腸から吸収されていきます。
食べた量にもよりますが、食事によって取り入れたタンパク質が消化・吸収され、アミノ酸として人間の体に作用できるようになるには、4時間以上かかります。これはあくまでも一般的な場合で、食べた量が多かったり、消化機能が低下している場合は、もっと時間がかかります。加えて、加齢とともに消化酵素の分泌量が減るために、高齢になるほど消化・吸収に時間がかかるようになります。しかも力口リーの問題もあります。充分なタンパク質を食事から摂取しようとすると、どうしても脂質や糖質を一緒に摂取することになり、結局は力口リーオーバーになりがちです。
しかしアミノ酸を健康食品で摂取すると、胃腸への負担が大幅に減り、消化・吸収が格段にスピードアップし、空腹時なら20〜30分程度で素早く吸収されます。そして吸収されると同時に、血液循環によって体内に運ばれ、早く効果を現わすので、効率よく補給することができます。また力口リーといった面からも安心して利用できます。
アミノ酸は、もともと人体をつくる基となる成分である上、アミノ酸配合の健康食品はバイオテクノ口ジーによって微生物など天然成分からつくられているので、体に害がありません。

Vol.26

情報提供:(株)家庭薬新聞社

Copyright(C) HOME MEDICINE NEWS PAPER. All Rights Reserved.

すこやかネット一覧ページへ戻る

このページのトップへ