すこやかネット

すこやかネット一覧ページへ戻る

Vol.26

アミノ酸を効果的に利用し より健やかに、より美しく

最近、「アミノ酸」が注目を集めていますが、これは体内でさまざまな、重要な働きを持っていることが、改めて見直されてきたためです。新聞や健康雑誌、テレビ・ラジオの健康番組で、よく「筋力アップ」、「持久力アップ」、「疲労回復力アップ」、「免疫力アップ」、「脂肪燃焼アップ」といった話題が取り上げられる機会が多いですが、これらの働きにアミノ酸が深く関係しています。最近では、アミノ酸の一種・フェニルアラニンが気分の落ち込みや記憶力に関係していることが明らかになるなど、体だけでなく、脳や精神状態にも働きかけることが、わかってきました。アミノ酸といえば中学や高校の生物の授業で登場するなど、比較的よく知られている存在ですが、実際はどのような働きをしているのか、あまり知られていません。そこで今回のすこやかネットでは、アミノ酸の働きを中心に特集しました。

アミノ酸の5大健康パワー

こんな症状はありませんか?もしかするとアミノ酸不足が原因かもしれません
1. なんとなく疲れやすい
2. 肌の調子が優れない
3. そんなに食べていないのに太る
4. もの忘れが激しくなった
5. かぜをひきやすい
6. やる気がでない
(1)スタミナアップ効果
筋肉の材料になったり、興奮物質を分泌させてやる気を出させ、スタミナアップに役立つ。
(2)ダイエッ卜効果
体脂肪を燃焼させムダな脂肪を取り除く。また神経系に働きかけて気持ちを前向きにし、挫折を防ぐことでダイエツ卜を可能にする。
(3)スキンケア効果
皮膚の原料となっており、美肌効果が期待できる。
(4)集中力アップ、健脳、頭脳明晰効果
脳の神経細胞や神経伝達物質の原料となり、脳を活性化させ、集中力を高める。
(5)免疫力向上効果
マクロファージやT細胞、B細胞などの免疫細胞の働きを活発にして、丈夫な体づくりに役立つ。

アミノ酸の組み合わせが体を構成

アミノ酸はタンパク質を構成している最小単位の成分です。発見されたのは19世紀後半で、20世紀になって急速に研究が進められ、『人間をはじめ、地球上に存在するあらゆる生物は、すべてタンパク質でできており、タンパク質の構成成分であるアミノ酸は、あらゆる生物の中に存在している。この世にアミノ酸のない動物も植物も存在せず、アミノ酸は生命の根源ともいえる非常に重要な物質』ということが明らかになりました。

人体の構成比 水分皮 60%:タンパク質20%:その他

天然のアミノ酸は現在までに約500種類ほど確認されており、このうち人間の体をつくっているアミノ酸は主に20種類です。つまり、わずか20種類のアミノ酸が数個から数万個、複雑に組み合わさることで、人間の体はつくられているのです。例えるなら、20種類のアミノ酸というブロックから作られる形は家や車、飛行機などといった具合に無数にあるようなものです。
食物として摂取したタンパク質は、消化酵素によってバラバラに分解され、1個1個のアミノ酸として吸収されます。さらに人体を構成しているタンパク質も絶えず分解され、アミノ酸として体内に蓄えられています。その蓄えによって、ある時は髪の毛や爪などを、またある時は筋肉や臓器を必要に応じてつくっているのです。アミノ酸はタンパク質の構成成分であるばかりでなく、ビタミンやホルモン等の構成成分にもなります。ビタミンの一種であるナイアシンは、私たちの体内でアミノ酸の一種であるトリプトファンからつくられます。神経機能の調節に重要なエピネフリン、ノルエピネフリンやセロトニンなどもチロシンやトリプトファンからつくられています。
私たちの体を構成するタンパク質は毎日、合成と分解を繰り返しています。食物として摂ったタンパク質は小腸で分解・吸収され、肝臓に到達するまでに、99%がアミノ酸になっています。したがって、タンパク質合成のために必要なアミノ酸を食物から摂ることは、毎日の食事の重要なテーマとなります。

Vol.26

情報提供:(株)家庭薬新聞社

Copyright(C) HOME MEDICINE NEWS PAPER. All Rights Reserved.

すこやかネット一覧ページへ戻る

このページのトップへ