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多彩なパワーで美容と健康に貢献 ビタミンの代表格・ビタミンC

ビタミンの中で最も知名度が高く、その代表格として今も昔も注目を浴びている『ビタミンC』−。その多彩な働きは美容・健康の維持をはじめ、古くは壊血病の予防に、最近では免疫力増強、抗ストレス作用、抗酸化作用、抗ガン作用等があるとされ、また不足するとさまざまな弊害をもたらすものとして世界レベルで幅広い研究活動が今日もつづけられているのは周知の事実。そこでビタミンCの多彩な働きについてピックアップしました。

ビタミンCの主な生理活性

動脈硬化を予防

動脈硬化

ビタミンCには、コレステロールを胆汁酸にして、腸から体外に排泄したり、悪玉のLDL(低比重リポタンパク)コレステロールを減らす作用があります。動脈硬化の原因の1つとしてはLDLコレステロールや脂肪の血管壁への沈着が挙げられます。
血中のコレステロールは血管にとってよい善玉のHDL(高比重)コレステロールと、血管にとって悪い悪玉のLDL(低比重)コレステロールに大きく分けられます。低比重のLDLコレステロールは血管に沈着し、高比重のHDLコレステロールは血管にたまったコレステロールを溶かして流すという作用があります。
ビタミンCは、このHDLコレステロールを増やす働きがある上、LDLコレステロールが血管に沈着して、血管が硬化するのを防いでくれます。またコレステロールを体外に排出するには胆汁酸にして腸を通す必要がありますが、この胆汁酸をつくるのにビタミンCが一役買っています。動脈硬化の予防には、ビタミンEやビタミンB2との併用が効果的とされています。

抗ストレス作用に深く関与

野生のゴリラはレモン約20個分のビタミンCを毎日摂取している(体重60kgのヒ卜に換算)

精神的なイライラや病気、けが、環境の変化など、私たちにはストレスの原因(ストレッサー)はたくさんあります。ストレッサーになるものがあると、人間の身体は無意識のうちに反応し、ストレスに耐えられる態勢がつくられます。エネルギー供給態勢ができて、血中の糖分が増え、脈拍が速くなり、体温が上がります。
この働きは副腎から分泌される抗ストレスホルモンの作用によるもので、副腎は体内で最もビタミンCを蓄えています。
ストレスを受けると抗ストレスホルモンであるアドレナリンづくりにビタミンCが大量に使われるため、副腎内のビタミンCは一気に減少します。ビタミンCが不足すると抗ストレスホルモンが充分につくられず、ストレスに対する抵抗力は弱まります。
ストレスに押し潰されないためにも、たっぷりとビタミンCを補給したいものです。
またストレスを感ずるとビタミンB1が不足してきますので、ビタミンB1との併用も効果的でしょう。

喫煙者は非喫煙者の2倍の摂取が必要

タバコの害で第一にいわれるのが大量の活性酸素を発生させることです。タバコを吸うことで、肺の奥深くにニコチンなどの大量の有害物質が送り込まれるわけですから、それを攻撃するために大量の活性酸素が発生します。その活性酸素と戦うために消費されるのがビタミンC等です。
またタバコによって多くの有害物質が体内に入ると、これを代謝して無害化するための酵素が分泌されますが、有害物質とビタミンC等のビタミン類の識別が難しいため、結果的に大量のビタミンが失われることになります。
タバコを1本吸うごとに身体の中のビタミンCを貯蓄する能力が25mg小さくなるといわれています。1日にタバコを20本吸う人は普通、1.5〜3gあるビタミンC貯蓄能力が1〜2.5gに小さくなってしまうことになります。
実際に喫煙者の血液中のビタミンC濃度が低いことは明らかであり、1日1箱のタバコを吸う人に毎日1gのビタミンCを与えつづけても非喫煙者の水準に回復しなかったという報告もあります。
そこで喫煙者はビタミンCをなるべく積極的にとる必要があります。

細胞の老化を防ぐ抗酸化作用

いつの間にか体内にできて生体膜や細胞膜といった体内の小さな場所を徐々に破壊していく活性酸素。活性酸素は本来、体内で外敵やウイルスを攻撃するために生成されますが、その時に細胞までも傷つけて老化させてしまいます。活性酸素の暗躍によって体全体の老化はもちろんのこと、ガン、心疾患、脳血管疾患といった三大生活習慣病をはじめ、糖尿病、白内障等といった病気を誘発します。
そこで活性酸素の暗躍から身を守るため、抗酸化ビタミンの働きが重要になってきますが、その代表格がビタミンC、ベータカロチン、ビタミンEです。特にビタミンCは水に溶ける性質があり、血液の中や細胞の内側の液体の成分など、体の中の水に関係の深いところで働いて活性酸素の害から身を守っています。野菜嫌いな人、ストレスが多い人は特に意識して抗酸化パワーを持つビタミンCを補給しましょう。

悪酔い、二日酔いを防ぐ

アルコールを飲み過ぎると悪酔いしたり、二日酔いになったりしますが、これはアセトアルデヒドという物質のためです。アルコールは肝臓で分解されて、最後に水と炭酸ガスになりますが、飲酒量が多くなると充分な処理が行われなくなり、分解途中の物質であるアセトアルデヒドが蓄積されてしまい、悪酔いの原因となります。
しかしビタミンCにはアセトアルデヒドの分解を促す働きがあり、これは一種の解毒作用のようなものです。反対にビタミンCが不足するとアセトアルデヒドが蓄積されることになります。

情報提供:(株)家庭薬新聞社

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