すこやかネット

すこやかネット一覧ページへ戻る

美しい歯はイメージアップのキーポイント「歯」を科学する

毎年6月4日といえば、ご存じの「虫歯予防デー」です。今回のすこやかネットは、虫歯予防デーにちなんで、虫歯のことはもちろん、患者数が全国で9,000万人ともいわれる歯周病をはじめ、『歯』に関するさまざまな話題を取り上げてみました。私たちは毎日、何気なく歯を使って食べ物を食べていますが、野生動物は歯が抜けると食べ物を噛んで食べることができなくなり、死に直結していきます。つまり歯は生命維持に欠かすことのできない1つの器官ともいえます。また歯の健康は、体だけではなく、精神面にも影響を与え、「美しさ」という点からも歯の役割というのは重要な位置を占めています。お年寄りになるまで自分の歯を保ちつづけたいというのは全人類の願いなのです。歯を健康にすること、美しさを保つことで、心身の美しさに磨きをかけましょう。

「よく噛む」ことによる効果

虫歯の予防

噛むことの一番のよさは、唾液がよく出るようになることです。1日に1,500ccも分泌される唾液は、口の中を洗浄する作用を持っています。さらに、唾液から浸透してくるカルシウム、フッ素による歯の修復(再石灰化)が行われます。しかし、痛みを感じる虫歯にはこの作用では効果がありません。

痴呆の予防

よく噛むと、脳血管が拡張し、脳に血液とともにブドウ糖・酸素などの栄養素が流れます。そうすると脳は覚醒し、痴呆の予防につながります。
また、パロチンという物質が老化の防止になるといわれています。よく噛むことで内分泌に刺激がいき、パロチンの分泌が促進されて老化防止となり、同時に痴呆の予防にもつながります。

視力アップ

人の眼は、瞳の中でレンズの役割をしている水晶体の厚みを上手に変えることで、遠近を見分けることができます。よく噛むと、この水晶体の厚みを調整する筋肉の老化を間接的に防止するため、視力の回復につながります。

発ガンの予防

唾液に含まれるペルオキシダーゼという酵素が、発ガン物質が作り出す活性酸素を退治してくれます。それには、よく噛んでたくさんの唾液を出し、食べ物と唾液をよくからませることが大切です。

肥満防止

よく噛み、味覚が刺激されるとノルアドレナリンという物質が分泌されます。ノルアドレナリンは全身の細胞を活性化させる働きがあり、そのため、熱エネルギーが放射され肥満防止になります。
また、よく噛むと食事の間に栄養分の消化吸収が開始され、血糖値が上昇し始めます。そうすると少ない量で満腹感が得られるようになります。

姿勢が正しくなる

噛むという行為は、あごだけではなく、首筋、胸、背中にある12種類の筋肉を使っているのです。よく噛むとそれらすべての筋肉が運動し、上半身が自然とまっすぐになります。


口臭の原因

(1)大きな虫歯の穴が開いていたり、歯と歯の間に食べ物が詰まる場合

穴に詰まった食べ物が腐って嫌な臭いを発しています。すぐにでも歯医者に行って治療をすることを勧めます。

(2)口の中の衛生状態が悪い(歯周病など)場合

口の中が不潔だと、磨き残した食べカスが細菌に分解されて発酵し、やがて嫌な臭いがするようになります。歯周病に感染している場合は、歯肉が化膿して膿を持つので、さらに嫌な臭いがします。すぐに対処しないとなかなか臭いを防ぐことができなくなるので、一刻も早く歯医者での治療を受けることを勧めます。

(3)唾液が少ない、口だけで呼吸をしている場合

口の中が乾燥し、口の清掃状態が悪いと、かなりきつい臭いがします。口の中を清潔に保ち、鼻で呼吸をするよう心がけましょう。また、唾液の分泌量は、精神的な影響を受けやすいので、できるだけ気持ちをリラックスさせてください。乾燥に気づいたら、こまめに歯磨きをしたり、水や臭い消しで口に潤いを与えてください。

(4)ホルモンバランスが崩れた場合(月経前・妊娠など)

体は、ホルモンの働きで常に一定のバランスを保っています。しかし、女性の場合、月経前や妊娠によってホルモンのバランスが大きく変化するため、体調を崩したり、体の抵抗力が落ちたりします。その時、口の中の細菌数が一気に増加するので、口臭がきつくなってしまうのです。そういった時は、普段以上に歯磨きの回数を増やすとともに、殺菌作用のあるうがい薬や、フッ素やキシリトールを利用するなど積極的な細菌対策を行ってください。

(5)栄養不足(ビタミン不足、ダイエットなど)の場合

食事のバランスが悪かったり、無理なダイエット行うと体の抵抗力が衰え、口の中の細菌数が急増します。その結果、口臭がきつくなったり、歯肉に炎症が起こったりします。
こまめな歯磨きと殺菌作用のあるうがい薬を使って、口の中を清潔に保つと同時に、バランスのとれた食事をして体の抵抗力を回復させてください。特にビタミンCを摂ることを勧めます。

(6)糖尿病にかかっている場合

糖尿病にかかってしまうと、食べ物をエネルギーに変換する際に支障が生じるため、充分なエネルギーを得ることができなくなります。その結果、体の抵抗力が低下し、口の中で細菌の増加を促してしまいます。細菌の増殖に伴い、口臭もきつくなりますが、それだけではなく簡単に歯周病に移行していきます。糖尿病治療を行いながら、口の中を常に清潔にする気構えが必要です。
毎食後と就寝前には、歯磨きをし、歯磨き後に殺菌作用のあるうがい薬を毎回、使う方がいいでしょう。

(7)血液関連の疾患やガンにかかっている場合

貧血、血友病、血小板減少性紫斑病、白血病などの血液関連の疾患やガン(特に舌ガン、上顎洞ガンなど)にかかってしまった場合は、歯肉から何をしなくても自然に出血したり、歯肉が壊死(死ぬこと)や壊疽(腐ること)を起こすので、口臭がかなりきつくなります。

(8)加齢による場合

加齢とともに体臭がきつくなりますが、それと同様に口臭も変化してきます。赤ちゃんの口臭は甘く感じ、臭いを嗅いでも人に不快感を与えません。しかし、年齢を重ねるに従って口臭は変化し、きつくなってきて、40歳を超える頃にはかなり不快感を増してくるようになります。また、入れ歯を使用している方は、手入れが悪いと入れ歯に細菌が繁殖してきつく臭います。若い時以上に口の手入れに励むことが大切です。そうしないと、口の中の細菌が原因のリウマチや泌尿器系の疾患を患ってしまうこともあります。

(9)生理的なものの場合

唾液が充分に口の中にある時は、唾液が殺菌や洗浄をしてくれるのであまり臭いませんが、唾液が少ない時、朝の起きがけや空腹の時、疲れている時などは健康な人でも口臭がありますが、一時的なものなので心配は無用です。

(10)心因性口臭の場合

生理的な口臭に敏感になり過ぎて、他人には全然臭わないのに、自分だけが口臭があると思い込んでしまうことであり、若い女性や神経質な人、潔癖な人に多く見られます。

情報提供:(株)家庭薬新聞社

Copyright(C) HOME MEDICINE NEWS PAPER. All Rights Reserved.

すこやかネット一覧ページへ戻る

このページのトップへ