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美しい歯はイメージアップのキーポイント「歯」を科学する

毎年6月4日といえば、ご存じの「虫歯予防デー」です。今回のすこやかネットは、虫歯予防デーにちなんで、虫歯のことはもちろん、患者数が全国で9,000万人ともいわれる歯周病をはじめ、『歯』に関するさまざまな話題を取り上げてみました。私たちは毎日、何気なく歯を使って食べ物を食べていますが、野生動物は歯が抜けると食べ物を噛んで食べることができなくなり、死に直結していきます。つまり歯は生命維持に欠かすことのできない1つの器官ともいえます。また歯の健康は、体だけではなく、精神面にも影響を与え、「美しさ」という点からも歯の役割というのは重要な位置を占めています。お年寄りになるまで自分の歯を保ちつづけたいというのは全人類の願いなのです。歯を健康にすること、美しさを保つことで、心身の美しさに磨きをかけましょう。

気付いた時にはもう手遅れ?歯周病

歯周病は、歯垢や歯石などの原因から起こる文字どおり「歯の周りの病気」です。歯肉だけの炎症による出血、腫れを特徴とする「歯肉炎」と、歯を支えている歯槽骨まで破壊された「歯周炎」とに分類されます。歯周炎にはその症状・病態によっていろいろな種類があります。
また、歯周病は痛みなどの自覚症状があまりないのが特徴ですが、歯肉と歯の接している部分が赤く腫れていたり、歯肉から出血することで歯周病を見分けることが可能です。

歯周病の発症や進行に関わる因子
  • 不規則な食生活
  • 内科的疾患(糖尿病、リウマチなど)
  • 薬物の副作用(ホルモン製剤、免疫抑制剤、カルシウム拮抗薬、抗ヒスタミン剤など)
  • 女性ホルモンの影響(妊娠、更年期、思春期)
  • 精神的ストレス
  • 喫煙
  • 遺伝的な要因

特に、喫煙は歯周病の発症や進行に関して、極めて高い危険因子となります。喫煙をすると歯周病の原因になる細菌に感染しやすくなり、生体防御機構(好中球、免疫細胞など)にも機能異常を起こします。また、周りの非喫煙者にも影響を及ぼします。そのようなことから、なるべく禁煙に努めたいものです。

歯周病は温めて予防を!

歯肉を温めることで血液の循環をよくすれば、歯周病の予防に効果的です。また、血液の循環だけではなく、リンパ液の循環も正常にします。
40℃が一番最適とされているので、お風呂に入って歯磨きをするのがより効果的です。

歯の噛み合わせが悪いと・・・

歯の噛み合わせが悪いと、体の平均バランスが崩れてしまいます。歯の噛み合わせが悪いというのは、歯並びが悪いということだけではありません。虫歯がなく、歯並びがいい人でも噛み合わせが悪いということがあるのです。
噛み合わせが極端にずれると、あごの関節に負担がかかり、頭顎骨のゆがみを作り上げてしまい、脳を圧迫してしまいます。その結果、体の司令塔である脳の情報系が乱れ、体の修復機能がうまく機能しなくなってしまいます。

噛み合わせが悪くなる原因

あごの未発達

インスタント食品の普及や、食生活の欧米化により、噛まずに飲み込めてしまう柔らかい食品を好んで食べているうちに噛む回数が減り、あごが成長できずに歯がボコボコに生えてきてしまい、噛み合わせが悪くなります。また、仕事や勉強に追われ、食事の時間の減少により噛む回数が減ってしまうこともあごの未発達になる原因になります。乳児の時に母乳ではなく、人工乳で育った場合においても噛むという行為がされず、哺乳ビンをくわえるだけでミルクが出てくるので、あごの運動にならず、あごの未発達につながることもあります。

欠損

虫歯や歯周病による抜歯後に入れ歯やブリッジを入れずに放置しておくと、対合歯が長く伸び、欠損部位に食い込んできたり、隣の歯が倒れこんだりしてきます。

日常生活での悪い姿勢

うつ伏せで寝る、手枕をする、足を組む、テレビを斜めから見るなどの悪い姿勢により、噛み合わせが悪くなることがあります。正しい姿勢をすることを心がけましょう。

親知らず

あごが小さく、生える場所がないため、親知らずが横や斜めに生えてきて、奥歯や前歯に圧力をかけるため歯の並びが乱れてしまう場合があります。また、歯の一部だけが出ていたり、頭を出さずに完全にもぐっている人もいます。本来の位置とは違う骨の中にあるために、あごの形を歪め、頭蓋骨に悪い影響を与えてしまいます。親知らずを抜歯することで、正しい噛み合わせにすることができます。

睡眠環境

寝ている時、無意識のうちに歯ぎしり、食いしばり、寝癖などにより、歯が削れたり、歯の根元がぐらぐらしたり、歯を押し出したりして、噛み合わせを悪くし、あごを歪めることがあります。噛み合せの悪さにより、睡眠中の呼吸行動でますます歯並びの乱れを増長してしまうこともあります。


歯の噛み合せチェック法としては、次の方法があります。まず割り箸をそれぞれ左右に1本ずつ入れ、両方の奥歯で噛みしめます。横から見て、2本の割り箸が平行なら、噛み合わせが良く正常な状態。2本が上下にいびつなら、噛み合わせが良くないということになります。

歯垢のできにくい食品

歯垢のできにくい食品としてビタミンC・E、食物繊維が挙げられます。しかし、より効果的な食品として「大豆」が挙げられます。大豆には、リノール酸、グリシン、アミノ酸など、歯垢を抑制する働きのある成分が含まれており、歯周病予防には非常に有効です。

うがいは「緑茶」で!

口の中の細菌は夜寝ているうちに最も繁殖するので、うがいは朝起きてすぐに行うのがよいです。
ただ水でするのではなく、一番効果的なのは「緑茶」です。緑茶には、歯を丈夫にするフッ素、殺菌効果のあるカテキン、消臭効果のあるフラボノイドが含まれているので、まさに日本人らしい虫歯・歯周病予防の味方です。

情報提供:(株)家庭薬新聞社

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