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Vol.2

Vol.3 ガンに匹敵する死因「血栓症」の引き金 「血液ドロドロ」に要注意!

日本人の3大死因と言えば、悪性新生物(ガン)、心疾患、脳血管疾患が挙げられますが、そのうち心疾患の約9割を占める心筋梗塞と、脳血管疾患で増加傾向にあるとされる脳梗塞は、血管内で血液の塊が生じることで血流が止まってしまう「血栓症」が引き起こすものであり、統計的にはガンに匹敵する死因とされています。この血栓症を誘発するのが、最近、話題となっている「血液ドロドロ」。食べ過ぎ・飲み過ぎ、運動不足、そしてストレスといった生活習慣の乱れから、血液の汚れや血流の滞りに活性酸素の弊害が加わって引き起こされるものですが、特にコレステロールや中性脂肪値が気になる中高年層が増加傾向にある中、場合によっては突然死を招きかねない恐ろしい疾病だけに充分な注意が必要。ただし、日常の生活態度に気をつければ、予防・改善できる病気でもありますので、その辺の対策をしっかり頭に入れて実践することが肝要です。

治療は心筋梗塞等の予防目的で食事療法、生活改善を根気よく

食事で摂取する油脂の種類に注意
飽和脂肪酸の過剰摂取は禁物

食事療法で脂肪の摂取量を減らすと同時に、その脂肪の種類にも注意を払わなければなりません。

脂肪の種類と性質は、脂肪酸によって区別されます。また、脂肪酸は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に大別することができます。

飽和脂肪酸を摂取し過ぎると、肝臓で悪玉コレステロールの処理が間に合わなくなり、血液中の脂質、特にコレステロールが増加してしまいます。

一方、不飽和脂肪酸は体内でのコレステロールを減らす働きがあります。これは、不飽和脂肪酸を摂取することにより、肝臓でコレステロールが分解され、コレステロールから胆汁酸への変換が活発に行われるからです。これにより、肝臓における悪玉コレステロールの処理速度が上がり、血液中のコレステロール値が低下するというわけです。

飽和脂肪酸は動物性脂肪、不飽和脂肪酸は植物オイル

飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸は食用油脂だけではなく、穀物類、豆類などさまざまな食物に含まれています。

飽和脂肪酸が多く含まれている食用油脂は、ラード、バターなどです。

食品としては、牛・豚・鶏(霜降りなど脂身が多く含まれているもの)、乳製品、鶏卵などに多く含まれています。飽和脂肪酸はこれらを見てもわかるとおり、動物性の脂肪に多く含まれています。

一方、不飽和脂肪酸が多く含まれている食用油脂は、紅花油、サラダ油、菜種油、オリーブ油などの植物油が挙げられます。また、魚油には植物油と同様に不飽和脂肪酸が多く含まれています。

しかし、例外としてヤシ油、カカオ油、パーム油などの植物性の油には飽和脂肪酸の方が多く含まれているのです。

最近注目の単価不飽和脂肪酸

不飽和脂肪酸には単価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸の2種類があり、特に多価不飽和脂肪酸には優れたコレステロール低下作用があります。

リノール酸やリノレン酸などは多価不飽和脂肪酸が多く含まれるものの代表格で、紅花油、コーン油、ひまわり油、大豆油などの植物油に多く含まれています。

優れた効果を持つ多価不飽和脂酸ですが、体内で生成することができないので、積極的に食物から摂取することを心がけましょう。

しかし、多価不飽和脂肪酸を多く摂取し過ぎると、悪玉コレステロール値だけではなく、善玉コレステロール値までも減らしてしまうので注意が必要です。

一方、単価不飽和脂肪酸の代表格としてはオレイン酸が挙げられます。オレイン酸は主に、菜種油やオリーブ油などに含まれており、特にオリーブ油には豊富です。

このオレイン酸ですが、悪玉コレステロール値を減らすところまでは多価不飽和脂肪酸と同じですが、善玉コレステロール値は下げないという利点があります。

また、単価不飽和脂肪酸は酸化されにくいという面も持ち、この特性により、血栓や動脈硬化などを引き起こす過酸化脂質の発生を抑制する働きがあります。これは多価不飽和脂肪酸にはない、もう1つの利点として挙げられます。

魚油の優れた効果

魚から摂れる魚油には、多価不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。中でもEPAやDHAには特に多く含まれています。
EPAやDHAは血液中の中性脂肪値の低下作用、血圧降下作用などに加え、血小板の血液凝固作用を抑制する働きもあり、これにより血栓の生成を予防することができます。
EPAやDHAは、サバ、イワシ、アジなどのいわゆる青魚に多く含まれています。これらを毎日摂取するよう心がけるようにしましょう。しかし、前述のように多価不飽和脂肪酸は摂取し過ぎると善玉コレステロール値を下げてしまうほか、酸化しやすい性質を持っているので新鮮なものを摂取するよう気をつけましょう。
以上のことを踏まえると、不飽和脂肪酸だけを摂取する方が効率的であるように捉えてしまいがちですが、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸をバランスよく摂取することが大切です。
このバランスについてですが、飽和脂肪酸、単価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸を3:4:3の割合で摂取することが理想的だといわれています。簡単に言えば、肉の量を減らし、魚の量を増やすということです。
食物繊維を多く取る 緑黄色野菜が最適

緑黄色野菜とは、ニンジン、ホウレン草、カボチャなどを指しますが、緑黄色野菜の最たる特徴としては食物繊維が豊富に含まれている点にあります。

食物繊維には血栓、動脈硬化、高脂血症などを予防する働きがあり、食物繊維を摂取する上で緑黄色野菜はまさに最適であるといえるのです。

さらに、緑黄色野菜にはβ-カロテン、ビタミンC、Eなどのビタミンが豊富に含まれていることでも有名ですが、これらのビタミンには優れた抗酸化作用が備わっており、酸化しやすい不飽和脂肪酸など脂質の酸化を防ぐとともに、血栓や動脈硬化の予防につながります。

血液サラサラに期待が寄せられる素材
  • ・ビタミンE
  • ・β-力ロテン
  • ・紅麹
  • ・梅酢
  • ・香酢
  • ・ミミズ抽出エキス
  • ・大麦若葉
  • ・霊芝
  • ・アガリクス茸
  • ・サラシア
  • ・コエンザイムQ10
  • ・アミノ酸
  • ・DHA(ドコサヘキサエン酸)
  • ・高麗人参
  • ・ニンニクエキス
  • ・メ力ブ抽出エキス
  • ・ビタミンC
  • ・イチョウ葉エキス
  • ・黒酢
  • ・もろみ酢
  • ・リンゴ酢
  • ・納豆培養エキス
  • ・クマ笹エキス
  • ・鹿角霊芝
  • ・メシマコブ
  • ・大豆レシチン
  • ・食物繊維
  • ・アスタキサンチン
  • ・EPA(エイコサペンタエン酸)
  • ・田七人参
  • ・桑の葉エキス
  • ・深海鮫エキス

Vol.1

情報提供:(株)家庭薬新聞社

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