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注射・輸液器具の安全対策設計

輸液ライン感染防止対策

閉鎖式輸液システム「I-system®」

操作説明

特長
  • 1.無菌的管理
  • 2.多種薬剤の無菌的投与

高カロリー輸液施行時の致死的合併症であるカテーテル敗血症の発生率は約10%だとされ(*)、発症後の致死率が極めて高いために、感染防止は安全対策上極めて重要です。

感染源として第一に疑われるのはカテーテルの周辺ですが、カテーテルに接続される輸液ラインとのコネクター部分や側注部を感染源として重要視する必要があります。

特に一般のルアーコネクター接続による高カロリー輸液ラインでは、「空気を入れないように接続する」という操作上の特性から、接続部の外側周辺には接続操作時に外部に溢れた投与栄養剤が付着しているために、体温付近の温度環境も得て、皮膚常在菌が多量に増殖していると考えなければなりません。そのような部分をライン交換や側注などのために脱着操作をする際に、細菌の侵入を惹起する可能性が指摘されています。

「I-system®」はこのような危険性を回避するために開発された、輸液ラインの無菌的脱着を可能とする閉鎖式輸液システムです。

I-system®は、カテーテルのコネクターを厚さ3.5mmのゴム栓を持つインジェクションプラグで密閉し、専用のフード針によってそのゴム栓を刺入すると同時にロック接続して固定するものです。

接続を外すときはフード針のロックを解除して針を引き抜きますと、カテーテル側は自動的に密閉に戻ります。

多くの薬剤を同時に側注するための3連プラグも準備しており、三方活栓のようなデッドスペースがないストレート構造を有し、フード針を連結すると針の先端だけがライン内に頭を出しますので、投与薬剤が微量であっても全量がメインルート内に投与されます。

このシステムの感染防止効果は臨床試験で証明されており、通常のルアー接続方式と比較して、カテーテル敗血症の発症率が12.10%から1.89%まで著しく低下する結果が得られています。

*「エビデンスに基づいた感染制御」(メヂカルフレンド社刊)

規格
商品
コード
品名品番・規格チューブ
材質
点滴筒備考
53-100フィルターセットFI-02AYELDEHP
フリー
なしY字1個 先端ロック
53-101フィルターセットFI-02AYENDEHP
フリー
なしY字1個 先端フード針
53-327フィルターセットFI-02ZYENTOTM20滴Y字下1個 先端フード針 FP-970可能
53-300フィルターセットFI-02BYENTOTM60滴Y字下1個 先端フード針 FP-970可能
53-328フィルターセットFI-02ZYFNTOTM20滴Y字下2個 先端フード針 FP-970可能
53-302フィルターセットFI-02BYFNTOTM60滴Y字下2個 先端フード針 FP-970可能
53-320フィルターセットFI-02ZYGNTOTM20滴Y字上下各1個 先端フード針 FP-970可能
53-304フィルターセットFI-02BYGNTOTM60滴Y字上下各1個 先端フード針 FP-970可能
53-322フィルターセットFI-02ZYHNTOTM20滴Y字上1下2個 先端フード針 FP-970可能
53-306フィルターセットFI-02BYHNTOTM60滴Y字上1下2個 先端フード針 FP-970可能
53-326フィルターセットFI-02ZYELTOTM20滴Y字下1個 先端ロック FP-970可能
53-310フィルターセットFI-02BYELTOTM60滴Y字下1個 先端ロック FP-970可能
53-312フィルターセットFI-02BYGLTOTM60滴Y字上下各1個 先端ロック FP-970可能
54-001アイセットIIS-IT30NTOTMなし先端フード針 延長チューブ 30cm
54-002アイセットIIS-ITS30NTOTMなし先端フード針 延長チューブ 30cm 細径
54-013アイセットIIS-IT30YNTOTMなし先端フード針 延長チューブ 30cm Y字1個
54-007アイセットIIS-IT153PNTOTMなし先端フード針 延長チューブ 三連混注管1個
54-010アイセットIIS-IT153PLTOTMなし先端ロック 延長チューブ 三連混注管1個
54-120アイセットIIS-ZSNTOTM20滴輸液セット 先端フード針 FP-970可能
54-101アイセットIIS-PSNTOTM60滴輸液セット 先端フード針 FP-970可能
54-124アイセットIIS-ZSNPTOTM20滴輸液セット 先端フード針 FP-1200s-SH
46-011インジェクション
プラグ
IP-4*プラグ
臨床データ

I-system®のCRS発生率に及ぼす効果についての臨床的検討(I-system®とLuer-Lock connector)の比較

 I-system®群Luer-Lock群
CVC使用本数106124
CVC総留置期間6,434日5,042日
CRS発生件数215
CRS発生頻度/catheter1.89%12.10%
CRS発生頻度/1,000days0.312.98
お問い合せ

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